【コンビニバイト日記】バイト中に見つけた小さな幸せ
こんにちは、たまこです。
最近は小さな嬉しい出来事がありました。
コンビニバイトは普段は何も変わらないルーティンの仕事だし、つまらないし注目も浴びないし感謝もされません
(言いすぎか笑)
しかし、たまにちょっとした嬉しい出来事が起こるのです。
それが何倍にも嬉しく感じたり、お客さんの日常の一部でそれが起こるからこそ何倍も素敵だなと思ったりするのです!
今日は、その嬉しかった出来事を書いておこうと思います。
私が働いているコンビニは、半分以上がほぼ毎日来る常連さんで維持されているほど顔見知りのお客さんが多いです。
その毎日来る常連さんの中にちょっと苦手な人がいました。
その人は、朝は毎朝来て、たまに夜も来る人でした。
リーゼント頭のおじさんで、強面です。
いつも不機嫌そうな顔をしていて、お金を渡す時も投げて来ます。
あまり声を聞いたこともありませんでした。
そういう人を私は苦手としていたので、何事もなくレジを済ませようと、ルーティンの対応をしていたのです…。
しかし、ある時一緒に入っていた新人の子がレジをしていて、私がトイレ掃除に行っていた時。
レジが混んでいるのに気づかなかった私は、そのお客さんを結構待たせてしまっていました。
案の定、相当起こっているようで、いつもに増して機嫌が悪そうだし、ポイントカードを聞いただけで怒られました泣
それからその人のことを怯えて接客するようになり、それと同時に、「自分だったら機嫌が悪くてもコンビニの店員に当たったりしないのに!何なの!」と怒っていました。
それでも、私は自分の機嫌によって態度を変えるのが嫌いな性格なのでそれまで通り丁寧な接客を心がけていたのです。
そんなある日、私が夜勤を始めた頃でした。
同じく夜勤に入っていたベテランの人が、そのお客さんが入ってきた瞬間にお客さんとアイコンタクトをして頷いたのです。
そのお客さんは、人差し指をたててサインしました。
お客さんがレジに来ると、ベテランの店員さんはたばこを1箱持ってきて当たり前のようにレジ打ちしました。
私は驚きました。
お客さんの態度はいつも通り不機嫌そうでしたが、ベテランの店員さんに何やら話しかけていたのです。
ちょっと羨ましいなとも思いました。
そして別の日。
そのお客さんがやってきた時、入口付近のコピー機で知らないおばあちゃんがコピー機の使い方が分からず困っているようでした。
私が気づいて声をかけようとした時にそのお客さんが来店したのです。
そのお客さんは、おばあちゃんに優しく話しかけて丁寧に使い方を説明してくれていました。
それまで1度も見たことのない笑顔を見せていたのです。
私は、その時自分だけが嫌われているのかもしれないと思いました。
自分はいつも丁寧な接客をしているけれど、どの人にも同じように同じ言葉で話しかけて、愛想笑いさえしている時もありました。
せっかくお客さんから話しかけてくれても話を広げようとはせずに相槌を打って終わらせようとしていたような気がしました。
なんだかとても自分が冷酷な人に思えてきて、悲しくなりました。
それから、もっとお客さんの目を見て話したり、常連さんを観察してその人によって接客を変えることにしたのです。
カフェラテを買うお客さんには、ガムシロップの数を覚えて「1つでよろしかったですか?」と聞いたり、スパゲッティに箸を付けてと言うお客さんには「箸お付けしておきますね」と確認したり…。
そして例のお客さんにも、その人が来た時にたばこを持ってレジに行ってみました。
するとその人はちょっと驚いた顔をしましたが、すこし微笑んで
「今日たばこ要らないよ笑」
と言いました笑
私はすこし恥ずかしくて
「あっそうでしたか笑」
と言いましたが、お客さんは
「持ってきたなら買おうかな」
と言ってくれました。
「なんだか強制してしまったみたいで、すいません笑」
と言うと初めて笑顔を見せてくれたのです。
私はとっても嬉しい気持ちになりました。
それからそのお客さんは来店するとアイコンタクトをして、たばこを買う時は人差し指をたてて合図をくれるようになりました。
私は、このお客さんのおかげで何か大切なことを学んだような気がします。
上手くは言えませんが、自分から何か相手への行動を変えると相手もそれに応えてくれるんだなっていうのを実感しました。
普段は変なお客さんにイライラしっぱなしの私ですが、たまにこんな素敵な学びもあるんです笑
変なお客さんとも打ち解けられる日が来るといいですね笑
なんだか真面目な感じになってしまいましたが今日はこれでおしまいにします。
それでは